作品詳細

赦しの日 ニコラ・ギゴフ詩集

おすすめ!

赦しの日 ニコラ・ギゴフ詩集

ニコラ・ギゴフ/真木三三子 訳

なんでもおれから取りあげるがいい ただし魂はおれのものだ!

おすすめのワケ

日本では詩というと個人的なこと、という印象が強いかもしれません。しかし世界には「詩」というものの持つ意味が全く異なる場所があります。この本の著者ニコラ・ギゴフさんはブルガリア人です。日本では考えられない波瀾万丈な生涯を送っています。ギゴフさんは詩を作ることで自らをなぐさめ、民族としての誇りを保ち、政治や国のことを考えるように人々を導いて来たのでしょう。それがこの地域の人々が考える「詩人」です。まさに魂の叫びと言えるこの詩を是非体感してみてください。この一冊でブルガリアの近代史を知ることができるのも、おすすめの理由です。

激動の人生を歩んだブルガリアの詩人ニコラ・ギゴフ。幼き日に他国の領土とされた故郷から脱出し、青年時代にはスターリンを批判したとして七年間の強制労働を課された。名誉を回復した現在では多数の名誉賞も受けブルガリアを代表する詩人として国内外で高い評価を受けている。まさに不屈の詩人であるギゴフの詩は、彼の厳しい経験を濾過し、そこから精錬されたものだと言える。
CDの朗読は著者本人である。前後の音楽はブルガリアの空気と魂を伝えている。特に「蜂起者デリョは行った」の一部分ではあるが伝統的ブルガリアンヴォイスは圧巻である。

訳詩集
2011/03/01発行
155×153 並製

3,240円(税込)