作品詳細

死水晶

死水晶

白島真

詩人白島真! 君は鮮やかに復活した

「詩を書き始めてかれこれ半世紀が経つ」著者による第一詩集。70年代の初期作から現在の作品までを幅広く収録。創作から離れた時期もあるというが、それでも詩を心の糧に歩んできた一人の男の人生を想う。福島泰樹、絶叫。

呼んでください/怒りと叫びの声で/私の名を
見つめてください/あなた自身を語る/その鋭い眼光で
ああ 私は待ち続けている/痛みにも似た静けさのなかで/あ 生きている/と感じる瞬間を
まだ まだ耐えている/耐えるそのことだけのため/私の祈りは/孤独をつらぬく夜の波
繰り返し 繰り返し/だが確実に越えていく/時を 言葉を 文明を
そして あなたの/あなたの深呼吸のなかで/脈々と蘇る その日を!/夢でもいい 覚めぬなら
私は輝く永遠の微粒子/はらはらと零れ落ちた涙は/脱ぎ捨てられた罪の衣を濡らし
そして/神 と呼ぶ/炎える/ことばの中へ
そのために私は/私を殺し続ける
(「ひかりあれひかり」)

詩集
2017/03/07発行
A5 上製カバー付

跋文:福島泰樹

2,160円(税込)