作品詳細

素描画誌 3
素描画誌 第三号
ねむる猫
描くことは、その名を消していくこと
「描くこと」や「空白」について、深く思索し実践した、画詩文一体の作品集。3ヶ月ごとに全10回の刊行を予定しております。
第3号のテーマは「ねむる猫」。
本作は詩と素描画とエッセイで構成されています。
わたしたちがかたく握っている何かをほどき、はるかに大きく広がる世界へと誘ってくれる猫。
ゆっくりとお楽しみいただけましたら幸いです。
「素描画誌」は七月堂社内で印刷し、一冊一冊スタッフの手によって糸綴じ製本をしております。
あるべき姿から常に修正すべき、間違った自分をゆるすことができず、しかしいつしかゆるされるはずだと信じて奮闘しつづけている。そこへ猫が、ただ無垢な信頼を寄せてくる。その姿に触れると、固く握りしめていた何かがほどけ、自分を許す余白が生まれるようです。
――素描画誌「ねむる猫」より引用
詩画集
2025/07/22発行
A5
糸綴じ
1,100円(税込)