作品詳細

素描画誌 2
素描画誌 第二号
ほどける手
描くことは、その名を消していくこと
「描くこと」や「空白」について、深く思索し実践した、画詩文一体の作品集。3ヶ月ごとに全10回の刊行を予定しております。
第2号のテーマは「ほどける手」。
本作は詩と素描画とエッセイで構成されています。
「わたし」というたった一つのものを握りしめて生きること、緩やかにほどき広がっていくこと。
ゆっくりとお楽しみいただけましたら幸いです。
手といえば、「素描画誌」は七月堂社内で印刷し、一冊一冊スタッフの手によって糸綴じ製本をしております。
ほどける・握りしめる、といった、手の動きのような心の往来は、生きる上でとても大切なことです。そしてわたしたちが特に心がけた方がよいのは、ゆるめてほどけることではないでしょうか。握りしめることは充分すぎるほど、幼いころからやってきたのですから。
ーーー素描画誌「ほどける手」より引用
詩画集
2025/04/22発行
A5
手製本 糸かがり
1,100円(税込)