作品詳細
シンプル ライフ
なぜかしら ともかく毎日のように 何かが起きる
画家でもある著者の日々を印象的にまとめた詩篇。大きな震災を乗り越え、人生の悲哀と達観を感じさせつつも、言葉で「描く」楽しみを感じつつ前に進んでいく姿が美しい。
希望をもつことを/やめるとどうなるか/知ってるでしょ/だから無駄だと云われようと/わたしは進む
うまくいかなければ/努力しなければならない/努力してもうまくいかないから/又 努力が必要になる/そうやって努力は/続く
まよったら 止まること/今はここで一旦/休む
思いもかけないひとの/夢をみることがある/もしかしたら/わたしも誰かの夢の中に/登場してるかもしれないのかな
なんだろう この気持/特にうれしくもなく/悲しいわけでもなく/恐ってるわけでもない/これをいっときの平安/というのだろうか/十日間ほど絵の題名を/考えていた/絵は描いてしまってから/題をつけるのが多いが/「真昼の想い」/と きまった
(「シンプル ライフⅡ」より)
詩集
2017/02/27発行
A5
並製 カバー付
1,980円(税込)