作品詳細
おすすめ!
新装ポケット版 のほほんと暮らす
たとえば、歩くだけ、ただいつもの道をゆっくり歩くだけで見える景色が変わる。
世界が変わるのは、ほんとうに簡単なこと。
あえて
じっくりと
時間のかかることをしてみましょう
豆を挽き珈琲を
ドリップしてみましょう
使い込んだ鉛筆を
ナイフで削ってみましょう
カセットテープで
懐かしい音楽を聴いてみましょう
インクを入れ
万年筆で手紙を書いてみましょう
本を読み
心に残ったことを
文章にまとめてみましょう
(「時間のかかることをしましょう」より)
2019年3月に発行した『のほほんと暮らす』に、「第六部 のほほん生活の願い」を新たに書下ろし、新装ポケット版として再発行いたしました。
表紙と挿画は、ちぎり絵作家の渡辺えみさんの作品です。
「『のほほんと暮らす』刊行に寄せて」
『のほほんと暮らす』は、僕なりの幸福論です。
どのように日々の生活を送れば穏やかさや安らぎが得られるのか。そのヒントがたくさん詰まっています。すこし詩的な実用書として書きました。
多くの人に読んでいただけたら幸いです。
─西尾勝彦
『新装ポケット版 のほほんと暮らす』 目次、その他の情報やお取り扱い店舗さまなど
著者プロフィール
1972年生まれ。京都府出身。奈良市在住。35歳の頃より、天野忠、尾形亀之助などの影響を受け詩を書き始める。
主な詩集に『歩きながらはじまること』(七月堂)、『光ったり眠ったりしているものたち』(BOOKLORE)などがある。
詩的実用書
2020/07/20発行
四六判変形(110x160)
並製
第2刷 帯文:長谷川書店水瀬駅前店 長谷川稔 表紙・挿画・ちぎり絵:渡辺えみ