作品詳細
真空行動
フワフワ ユルユルな日々を 気持ちのまま
書く詩がもう「詩作品」としての体裁を保っていなくても良いのではないか……刹那的であることを優先してゆくと、詩はどんどん「詩作品」から遠ざかってゆく……(あとがきより)著者の三冊目の詩集である。前半は日常生活での想念が広がり、各編にショートストーリーのおもしろさがある。後半はノラ猫たちとの実生活。近隣との戦いに悪戦苦闘する著者の姿に思わず笑ってしまう。巧みな言葉遣いは現代詩の行方を示しているのかもしれない。
詩集
2011/09/09発行
A5変
並製