作品詳細
七五小曲集
時代に逆らい定型詩の小さな灯をともしてみる
黒船の大砲が轟くことなく、日本がまだ東海中の緑なすオアシスであった頃、学者はことごとく詩人であった…略…この詩集で私は、かつて儒学者が手すさびに漢詩をこころみた顰に倣い、七五調の日本語で四行詩を書いてみた。――序より
月がこんなに明るいよるは
独り静かに笛を吹こう
清き美の国 四季の国
衰えつつある古い国
(月下吹笛)
詩集
2011/10/01発行
B6変形(124x154)
上製
2,970円(税込)