作品詳細
natural tone tour
内藤利恵子詩画集
レコードに針を落とす時ぼくは、もう会えない物語を聴いている。
詩と絵をつむぎあわせた、待望の新作詩画集!
いつもの猫もいれば、新しいメロディ、ふりかえる景色、そして還ってゆく音。
そのなにもかもがこの本につまっています。
どんな物語にも、日々は続いてゆきます。
さあもう行かなくちゃ。
【作品背景】
引っ越してばかりいた子供時代、ふるさとを持たないと言いきってしまえる私にあえて故郷を問えば、幼少期をすごした茨城県利根町がふさわしい気がしています。
いくたび環境が変わっても、関東平野にいれば、いつも利根川がそばに流れていました。
おおらかに、時には激しく優しくなんでもなく。「内藤利恵子」の「利」の字は、もういない父の名からもらった字でもあり、その字が入った「利根川」とは、いつも私を見守ってくれているように思いながら育ちました。
夢中で読んだ無数の本たち。ピアノとトランペットからやがて深く始まってゆく自分の音楽。
いつしか大人になって、無数のかなしみや穢れをまとってついに言葉が出なくなった時、自分の音に還ろう。そう思ったのでした。
自分にとって、もっとも自然な音へと。
今すでに、タイトルにあるいくつかの言葉は思いがけなく幾重にもはばたいています。
タイトルの「natural」は「♮」、「tone」は「利根」。「tour」、そして私はまた旅に出るのだと思います。
(著者コメント)
詩画集
2026/02/22発行
B5変型 (180x180)
並製 表紙PP加工 帯付 カラーページ有
