作品詳細
自殺
真実の恐怖!
この詩集は想像の世界ではなく現実の世界の事である。
安川登紀子は昨日も今日も明日もこの世界を生きている。
この真実と恐怖の中で。
詩を書くということは安川登紀子にとってどんな意味を持つのだろうか。
戦慄と感動がこの詩集にはある。
「人間は醜い」
問題は
醜い自分を
どう生き貫くか
見たくないものを見ないためには
視点を
宙に置くこと
鏡の前で
宙を視て
立ち尽くす
「体を売る女」
ろくでなしの亭主に
「私の体は商品なの
触らないで!」と
既刊詩集
『インク』(詩学社)
『記憶』(詩学社)
『緑よ緑』(詩学社)
『手紙、遠い日へ』(詩学社)
『長老の愛した女たちの季節』(七月堂)
詩集
2019/02/15発行
四六判変形(123x188)
上製本
表紙絵:ほんまちひろ
1,650円(税込)