作品詳細

揚羽蝶
在庫無し

揚羽蝶

駒井洋子

「貧乏人は美しいか」(1977)から「眼を閉じてごらん」(2007)まで、駒井洋子は書き続けることで、自らの社会的な運命への批判的な距離を保ってきた。その彼女に支えられることで、同人雑誌的なものが崩壊するなか、『デュナミス』は生き残り、いまようやく輝き始めようとしている。日常的な光景が幸福に輝くことを歌うときの、彼女の近頃の詩行のように。詩の奇跡なのではないだろうか。
岡山茂(早稲田大学教授、『デュナミス』同人)

詩集
2008/09発行