七月堂通信

2017年07月の記事

ポエケット記~2017、夏~

 詩歌関係者にとって夏の恒例イベントであるポエケットに今年も参加させていただきました。

 毎年毎年ポエケットの日はやけに暑く感じるのはわたくしだけではないと思いますが、今年も本当に暑かったですね~。そんな中足をお運びいただいた皆さまには本当に感謝です。古書部の方にお出でいただいているお客様の初ポエケット体験もあったようで、七月堂としても少しはイベントに貢献出来たかなと思い嬉しかったです。

 昨年に引き続きお隣がカニエ・ナハさんのブースで、カニエさんの手作り本や装幀された作品の並びに七月堂の本があるという非常にラッキーな環境でした。(カニエさんの作品の側にあると七月堂の本も素敵に見えるのですよ。)また七月堂歌会の中家さんがお隣というのも非常に安心しました。というのも今年は諸事情により七月堂ブースはわたくしことO一人での切り盛りの予定だったからです。「予定だった」というのも、お出でいただいた方はおわかりのように結果的にはアラサー男4人での和気藹々としたブースになったからで、長くなりますが改めてここで七月堂を助けてくれたナイスガイズに感謝をささげたいと思います。

 まず今回のポエケット、七月堂ブースの主役であった葛西佑也さん。
 第一詩集『みをつくし』の発売ということで前日のバイクとの事故(!)にも負けず、スーパー猛暑の中お出でいただき、感激しました。一時サイン待ちの人だかりもできて初売りは大成功だったと思います。とても印象的だったのは古典の先生ということでサインの字が綺麗なのですね。いやあ、字が綺麗な男というのはカッコイイですね、ほんと。また和装にも造詣が深いということで、男子のための和装教室も是非やっていただけたらと思います。これからもよろしくお願いします。

 そして昨年に続き参加のOTBことオノツバサさん。
 「オノさんのことだから終わる間際に来るのではないか」という予想を裏切って開始後1時間以内に駆けつけてくださり本当に心強かったです。『やさ象』『月足』ともに好評で、根強い人気を感じましたね。サインをする時の書き順があまりにも無茶苦茶で葛西さんが「先生としては気になる」と言っていたのがとても印象的でした。これからもその調子でよろしくお願いします。

 そしてそして、常連のMさん!
 帰りの車内でわたくしのどうでもいい話をひたすら聞くという一番の大役を果たしてくださいました。尚、上記二人の詩人がサインに使ったペンはMさん持参のペンです。七月堂が赤の極太マッキーしか持って行かなかったのが悪いのですが、本当にいざという時のMさん頼み、いつもすいません! これからも本当によろしくお願いします。(ちなみにそのサインペンは最終的に行方不明になりました。お心当たりの方は是非七月堂まで。)

 年に一度のポエケットでしかお会いできない方々と今年も言葉を交わすことができたこと、初めて七月堂の名前を知っていただいた方々がいること、毎年本当に実りの多いイベントです。

 また来年もよろしくポエケット! とポエケットが語尾のポエケットのゆるキャラ(まだいないけど)っぽくお別れです。

No.0058 2017年07月10日 O